2008.09.16 09:30

エコ2台持ちのインテリジェンス
スマート、E320CDIワゴン その2

スマートの隣にあるべきクルマの理想像とは?

 それは、V6・3lのターボディーゼルを積んだ「メルセデス・ベンツ・E320CDI・ステーションワゴン」……つまり、世界でもっとも厳しいレベルの排気ガス規制をクリアし、日本で販売されている唯一のディーゼル乗用車である。
 

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 「なんだ、ディーゼル?」と、ここで引いてしまうような人は、申し訳ないが、最近の世事に疎い勉強不足の人と断定せざるを得ない。

 石原都知事が黒いススの入ったペットボトルを振り回し、「汚いディーゼル車」を都内から追放した英断には拍手を贈る。しかし、最新のディーゼル車はまったく別物だ。

 320CDIは211ps/55.1kgmのパワー/トルクを引き出すが、とくに1600rpmから引き出される5l級ガソリンエンジンに匹敵するトルクはすごい。

 ATとの調和も文句なしで、E320CDI・ワゴンは、静かに、滑らかに、活溌に走る。とくに、分厚いトルクがもたらす「力強さ」は、思わず「気持ちいいなあ!」と口走ってしまうほどだ。ちなみに、0〜100km/hを6秒台で走り切るといえば、その走りの実力はよりハッキリおわかりいただけるだろう。
 それでいて、むろん燃費もいい。以前、毎日の足として、1カ月/2300kmほどE320CDIに乗ったことがあるが、そのときの平均燃費は9.5km/lだった。

 ちなみに、E320CDIのCO2排出量は202g/km。ほぼ2クラス下のガソリン車に等しい。

 身のこなしも、乗り味も、素直で重厚。家族揃っての週末の遠出にこれほどピッタリのクルマも少ない。Eクラスワゴンは、シックな色を選べばビジネスシーンにも難なく馴染むし、奥様のお買い物車としても最高度の適正をもつ。

 スマートとE320CDI・ワゴンの2台持ちは、まさに今という時代のインテリジェンスを感じさせるし、今という時代のお洒落への感度の高さをも強く感じさせる。たとえば、都心の高級マンションの地下ガレージに並べる2台としても、飛び切りのコンビネーションだと思う。

 

(『zino』2008年6月号掲載記事)