VWの街......
ハノーバーに程近いアウトシュタット①
「アウトシュタット」とは「自動車の街」という意味です。
北ドイツのウォルフスブルグにあります。
26ヘクタールもの広大な土地に建設された、
この巨大な自動車のテーマパークは、
Volkswagen本社と隣接しています。
そうです。アウトシュタットはVWによって創られたのです。
飛行機を使うなら、ハノーバーが最寄り空港になります。
(撮影・岡崎宏司)
夕暮れ時の空の表情は、いつもドラマチックです。
翼の下に、ハノーバーの街の灯りが見えてきました。
オープンしたのは2000年。
ウォルフスブルグの人口は12〜13万人ほどですが、
その60〜70%がVW関係者のようです。
文字どおり「VWによって成り立っている街」ということです。
ニーダーザクセン州にありますが、州都はハノーバー。
飛行機を使う場合はハノーバーに飛び、
クルマで1時間ほどのドライブでウォルフスブルグに着きます。
ちなみに、VWがこの地に工場を建設する前の人口は、
1100人ほどと聞いています。
今では華やかな店が軒を連ねる「ポルシェ・ストラーセ」あたりも、
その頃は、牛がのんびり草を食む、といった光景だったようです。
ウォルフスブルグは美しい街です。
緑はふんだんにあるし、
スポーツ施設や、劇場など文化施設も整っています。
人口の湖には、多くのヨットの姿も見られます。
アウトシュタットは、
そんなウォルフスブルグの街を外に向けてアピールし、
内外から、多くの人たちを呼び寄せる、
絶大な力を発揮しているようです。
アウトシュタットを訪れる人たちは、
日々6〜7000人にも及ぶということです。
ちなみに、アウトシュタットには、
VWグループの各ブランド、
つまり、VW、アウディ、シュコダ、セアト、ランボルギーニが、
それぞれ独立したパビリオンをもっています。
未来都市にでも迷い込んだような「VW アウトシュタット」……。
その顔のひとつである、
「ホテル・リッツ・カールトン・ウォルフスブルグ」
を中心にしたあれこれを、今日から5回続けてお届けします。
お楽しみ下さい。
いきなり、アウトシュタットに飛びますが、リッツ・カールトンの玄関前の夜の表情です。
玄関の前に駐まっているのは……もちろんVWのフラッグシップ、「フェートン」です。
リッツ・カールトンの玄関をちょっと遠目から眺めたところです。
シンとした静けさが伝わってくると思います。
夜の闇に輝く2棟のガラスの塔は、「納車を待つクルマ用のパーキングタワー」。
ウォルフスブルグのランドマークになっています。
では、また明日。

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1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。




