メルセデス・ベンツ Sクラス ハイブリッド・ロング
Mercedes-Benzメルセデス・ベンツ Sクラスが
マイナーチェンジしました。
エクステリアでは、
LEDを採用したライト類が目立った変更点であり、
インテリアではラグジュアリー度にさらに磨きが掛けられています。
しかし、なんといっても、いちばんのトピックは、
このマイナーチェンジを機に、
メルセデス初のハイブリッドモデルが加えられたことです。

いかにも「ハイブリッド」車らしいイメージの写真です。見ていて気持ちがよくなります。
(写真はプレスフォト)

ハイブリッド・ロングの外観ですが、これは欧州仕様車の写真です。

「ロング」の後席はシートバックも調節できます。贅沢かつ快適です。

標準モデルとの外観的な明確な違いは、この「HYBRID」のバッジだけです。
スターターとジェネレーターを兼ねるモーターはコンパクトで、
20ps/160Nmを引き出しますが、
メルセデス初のハイブリッド車は、
エンジンが主役の「マイルドハイブリッド」ということです。
それに、熱効率を高めた3.5L V6エンジン、
減速時にバッテリーへの充電を行う回生ブレーキ機能、
15km/h以下になるとエンジンを停止する、
「ECOスタート・ストップ・システム」によって、
ハイブリッド・システムは構成されています。
バッテリーはリチウムイオン式を採用。
小型軽量なバッテリーはエンジンルーム内に積まれています。

このコンパクトで軽量なリチウムイオン・バッテリーは、エンジンルーム内に置かれます。
つまり、キャビンはもちろん、
荷室スペースもまったく標準車と同じということです。
モーターのアシスト領域は、
速度では0~120km/hまで、回転数では3000rpmまで、
時間では最大5秒まで……と限定的ですが、
それなりに効果は体感できます。
鋭いとか、力強いといったものではありませんが、
「電気アシスト」ならではの
「気持ちのいい加速感」は感じられます。
ちなみに、エコ運転をそれなりに意識しつつ、
交通の流れに乗って淡々と走り、
遅いクルマがいれば遠慮なく追い越し……
といった走りでの燃費は、
一般道を一部含んだ高速道路中心の平均燃費が12.9km/L、
平均速度が18km/hの都内走行では8.2km/Lでした。

バッテリーからの電力でモーターが加速をアシストしている状態を示しています。

減速時のエネルギーが回生され、バッテリーに充電されている状態を示しています。

速度計中央にエナジーフローメーターがありますが、これはエンジンで走行し、
バッテリーに充電している状態であることを示しています。バッテリー残量は63%です。
2070kgの大型セダンとしては文句なしの燃費です。
走り味の躾けも上々だったと報告しておきます。
では、また明日。

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1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。




