2009年11月の記事
レンジローバー in イングランド
改めて言うまでもなく、
RANGE ROVERレンジローバーは
ラグジュアリーSUVの頂点に君臨するクルマです。
少しふるい表現のように思われるかもしれませんが、
4WDのロールスロイスという地位は揺るぎのないものですし、
レンジローバーをひとことで語るには、
依然として、もっとも相応しい表現だと思います。
国際試乗会の帰路、
1日だけロンドンに寄ってきましたが、
とくにセントラルエリアでのレンジローバーは、
相変わらず特別な存在感を発揮していました。
ピンストライプのスーツを着こなし、背筋をピンと伸ばして、
ステアリングを握る紳士たちとのコラボレーションには、
ラグジュアリークラス・サルーンとのそれよりも、
むしろ、よりフォーマルな印象を受けます。
とくに、サビルロウやボンドストリート辺りで出会う、
濃紺や黒のレンジローバーには、
そうした印象をより強く感じさせられます。
今回、イングランドで試乗したレンジローバーは、
ジャガー、ランドローバーが新開発した5L直噴式 V8搭載車です。
従来のV8より性能が大きく引き上げられると同時に、
燃費も引き上げられています。
低速トルクの向上で、6速ATのロックアップ領域も拡がっています。
シャシーも進化し、内外装にも手が加えられています。
そんな新型レンジローバーの姿をプレスフォトでご紹介します。

この佇まいは、まさに「4WDのロールスロイス」の呼び名に相応しいものです。
(写真はプレスフォト)

ランドローバー ディスカバリー4の試乗
LANDROVERランドローバー ディスカバリーは、
タイプ「3」から、タイプ「4」に変わりました。
とはいえ、写真でもおわかりのように、
基本骨格はそのまま受け継いでいます。
外観では顔がレンジローバー似になったことと、
ライト類をはじめ、
全体にモダンなデザインになっていることがもっとも目立つところです。
内装も全面的に変わりました。
大いに高級感を増しています。

立派にモダンになったフロントフェースは、レンジローバーと見間違いそうです。
(写真はプレスフォト)

ランドローバー試乗会、スコットランド&イングランド
LAND ROVERランドローバーの国際試乗会には
ずいぶん前から参加していますが、
多くの場合、
イングランドかスコットランドのカントリーエリアで行われます。
プログラムの中に必ず組み込まれるオフロードセクションは、
かなり難度が高くて、スリリングです。
でも、ランドローバー車の、基本的に優れたオフロード性能に加えて、
最新の高度な電子制御デバイス、
さらにはランドローバー・スタッフたちの万全のサポートもあって、
あまり経験のない人でも、
安全に、難所をクリアすることができます。
たいていのオフロードプログラムは、
貴族のもつ広大な領地、つまり私有地の中で行われますが、
そのスケールは、日本人にはちょっとイメージしにくいほどのものです。
今日は、試乗会1日目の様子をご紹介します。
ちなみに、1日目の試乗車は「ディスカバリー4」でした。
スコットランド最初の夜に泊まったホテルの夜の表情です。
(撮影・岡崎宏司)

ロンドンのマイクロ EV
ロンドンの中心地区にクルマを乗り入れるためには、
事前に登録した上で、
1日8ポンド(約1500円)の渋滞緩和税を支払います。
これは、以前にも触れた通りです。
そして、そんな規制はさらに強化される流れになっています。
そんなロンドンの中心部でよく見かけるのが、
今日、ご紹介する小さなインド製EVです。
確か、ボンドストリートで撮ったと思うのですが、
このカッコ、なんと表現したらいいのでしょう?
(撮影・岡崎宏司)

ボルボ・V70・ノルディック
2010年モデルのボルボは、
エンジンやトランスミッションを始めとして、
いろいろな変更/改良が行われており、
外見的にも、中身的にも大きな進化を果たしています。
にもかかわらず、
魅力的な価格設定をも打ち出してきています。
実車に触れ、走らせてみると、
新たな価格の説得力はより一層強く感じられます。
今日ご紹介する「V70・ノルディック」は、
必要にして十分な装備を組み込んだ上で、
449万円のプライスタグを付けていますが、
これはなかなかインパクトがあります。
フロントのコーナー部が強く削ぎ落とされることで、決してコンパクトとはいえないボディサイズながら、
かつての850エステートよりも「ウォール to ウォール」の回転半径はむしろ小さくなっています。
(撮影・岡崎宏司)

パロスベルデス寸描
すでに何回かご紹介していますが、
LAの高級住宅地のひとつであるパロスベルデスです。
とくに太平洋を一望できる一画の雰囲気が大好きで、
LAに行く度、時間があれば立ち寄っています。
そして、海際の道を歩いたり、
渦巻く波を見下ろす、
断崖の上に腰を下ろして時間を過ごしたりします。
海は白く泡立ち、渦巻いています。
この崖の上に座ってボーッとしているのが好きです。
(撮影・岡崎宏司)

仕上がりがいい、トヨタ マークX
まず、結論からご報告しましょう。
トヨタの新型「マークX」はよく仕上がっています。
とてもいいクルマです。
ミドルクラスのセダンをお探しの方にはオススメです。
ルックスの良し悪しは、
もちろん個人の好みが最優先されますが、
新型マークX、そうとういい線に行っていると思います。
ボディサイドのプレスなど、技術的にもかなり頑張っています。
インテリアも、それみよがしに飾り立てたようなところもなく、
落ち着きとクリーンな上質感で包まれています。
2.5Lエンジンを積んだ250と、
3.5Lエンジンと積んだ350がありますが、
私のオススメは、断然250です。
2.5L V6は、
パワー的にも「必要にして十分以上」だし、
スムースさや音にも注文を付けるところはありません。
駆動系を含めたパワートレイン全体の仕上がりも上々です。
フットワーク、身のこなしのよさにも高い点数が付きます。
新型マークXの乗り味、走り味は、
数ある国産車の中でも最上位クラスに入ることは間違いありません。
輸入プレミアム・クラスとも渡り合えるレベルです。
キャビンも広いし、シートのデキもいいし……。
それに、ナビなど必要なオプションを付けても300万円程度。
この価格にも、ちょっと驚きです!
350は確かにパワフルですが、
トータルバランスは250の方が明らかにいいし、
私はなんと言おうと250がオススメです!!
セダンにちょっとでも興味のある方は、
デーラーに行って、実車に触れて乗ってみてください。
きっと欲しくなりますよ!
250Gのセンターコンソール。オーソドックスですが、
クローム等を巧く使っていい雰囲気に仕立てています。
(撮影・岡崎宏司)

東京モーターショーのレクサス・ブース
いろいろと寂しかった東京モーターショーでしたが、
そんな中、ちょっと記憶に残ったひとつがLEXUSレクサスのブース。
LF-Aのプロトタイプはもちろんですが、
それよりも強く心に残ったのが、
内部構造まで造り込んだアクリルガラス製のLF-Aでした。
照明の変化と共にキラキラ光りながら、
刻々と表情を変えるLF-A……ほんとうにきれいでした。
小さなショーケースに入れられた、
Lexus HB Conceptの自転車もよかった!
LF-Aは高くて買えませんが、
ハイブリッド自転車はほしい!ですね。
このデザインなら、
部屋に置いておくだけでもいいな……と思った次第です。
では、レクサス ブースのスナップ、ご覧下さい。
最高速度=325Km/h、0~100Km/h=3.5秒……
自らステアリングを握ってLF-Aの実力を体験したいと思っています。
GT-R300Km/hを体験したのと同じように……。
(撮影・岡崎宏司)

初夏のビバリーヒルズ
今日はビバリーヒルズの住宅街の写真です。
住宅街の両側には広い歩道がありますが、いつも静かです。
ほとんど人影はありませんし、
クルマもたまに通るくらいです。
そんなビバリーヒルズの住宅街ですが、
5月から6月頃にかけては、
写真のような美しい紫色に染まります。
「ジャカランダ」という名のこの木、
世界三大花木のひとつだそうですが、
ここビバリーヒルズだけではなく、
LAのあちこちで見ることができます。
いや、世界各地で見られるのですが、
「ビバリーヒルズを包むジャカランダの並木」は、
なにか特別なもののように感じます。
私のLA好きがそう感じさせるのかもしれませんが……。
5月~6月頃、ビバリーヒルズの住宅街の、広く静かな遊歩道は清楚な色に染まります。
(撮影・岡崎宏司)

日産ロンドン・デザインセンター②
「日産ロンドン・デザインセンター」2回目の今日は、
2003年1月に行われた、
オープニング・セレモニーの様子をお届けします。
私は前日、ロンドンに到着し、
パディントン駅に直結したヒルトン・ホテルに泊まりました。
このホテルについてはまた改めてご紹介しますが、
交通の便が非常にいいので、
個人的な仕事の時はよく使います。
パディントンの駅舎を挟んで、
ヒルトン・ホテルと日産デザインセンターは、
向き合ったような位置関係にあります。
ホテルを出て、8番ホームを通って、運河沿いの遊歩道に出て・・・、
周りのあれこれを楽しみながらゆっくり歩いても、
10分ほどしかかかりません。
世界から多くのジャーナリストやデザイン関係者が集まりましたが、
このユニークなデザインセンターには、
一様に強いインパクトを受けた様子でした。
私も多くのメーカーのデザイン拠点を見ていますが、
強く心に残っているひとつです。

カルロス・ゴーン社長のスピーチはここで行われましたが「NISSAN」マークがとても誇らしげに見えました。
(撮影・岡崎宏司)

日産 ロンドン デザイン センター①
カルロス・ゴーン体勢になってからの日産は、
デザインに大きな力を注ぐようになりました。
そんな日産が、欧州の新しいデザイン拠点として、
「ロンドン・デザインセンター」を開いたのは
2003年1月のこと。
私はそのオープニング・セレモニーに立ち会う幸運を得たのですが、
いろいろな意味で、深く心に残るイベントでした。
場所は、ロンドンのパディントン。
新旧のロンドンが多様な綾を織りなし、
「ロンドンのベニス」と呼ばれる場所に近い、
運河に面した立地も素晴らしいものです。
また、元々は英国国有鉄道のメインテナンスデポとして、
1960年代に建てられた建物を基本に使っている点も、
ユニークであり、想像力をかき立てられます。
19世紀半ば、当時の先端技術を駆使し、
鉄骨とガラスで造られた壮大なパディントン駅から、
そのまま運河沿いの遊歩道に抜けてスタジオに……
そんな道筋を通るだけでも刺激に満ちています。
今日と明日の2回、
日産ロンドン・デザイン・センターの表情、
そして、オープニング・セレモニーの様子をお届けします。

この遊歩道は、パディントン駅のホームからそのまま繋がっています。
2003年当時はこんな様子でしたが、今ではモダンなビルが埋め尽くし、
カフェやレストランは夜遅くまで賑わっています。
(撮影・岡崎宏司)

フランクフルトの本屋さん
私は本屋が好きです。
むろん、インターネットでもかなり本は買っていますが、
ショッピングセンターなどにゆくと、たいてい本屋に寄ります。
そして、書棚に目をやりながら、ぶらぶらと……。
短いときでも30分くらい、
長いときには1時間くらい過ごします。
で、数冊の本を買うわけですが、
読むペースより、買うペースの方が常に上回っているので、
家には、まだ開いてもいない本、読み残している本……
あれこれがいつも山積みになっています。
海外に行ったときも同じです。
本屋があると、もう吸い寄せられるように入ってしまいます。
今日ご紹介するのは、
フランクフルトの本屋さんです。
本屋の店先のラックにあった華やかなハイヒールのカードですが、よく見ると小さな人
(ハイヒールが大きいのでしょうか。その辺りの関係はよくわかりません……)
があれこれ面白いアクションをしています。お洒落で楽しいカードです。
(撮影・岡崎宏司)

フェアレディZ in カリフォルニア
先代フェアレディ Z ロードスターの
デビュー直後のことです。
僕はLAでZロードスターをピックアップして、
郊外のデザート&マウンテンエリアへ向かいました。
「LAにはワインディングロードなんかない」
と思っている方も少なくないようですが、
ちょっと足を伸ばせば、
写真のような山もあり、ワインディングロードもあります。
このワインディングロードはタイトターンもけっこうあるし、
なかなか変化に富んでいます。
週末はそれなりに観光客で賑わうようですが、
平日は空いていて、気持ち良く走れます。
標高が上がるにつれて涼しくなりますし、
むろん湿気も少ないので、
オープンで走るのにはうってつけなのです。
また機会を見つけて、
新型Zロードスターでも、
このマウンテン・コースを
走りに行きたいと思っています。
マウンテンコースのパーキングエリアにて。ここはキチッと整備されています。
(撮影・岡崎宏司)

新型フェアレディ Z ロードスター
新型フェアレディ Z ロードスターは、
見た目のプレミアム度が2ランクほどアップしています。
トップを開けても閉めてもシルエットはきれいですし、
ソフトトップが塩ビからキャンバスになったのも、
プレミアム度をアップしている理由のひとつです。
このところ、オープンモデルのハードトップ化が進んでいますが、
ソフトトップ大好き派の僕としては、
Zがソフトトップを守ってくれたのは嬉しい限りです。
新型Zロードスターのプレミアム度は2ランクほどアップしています。
塗装の質感も上々ですが、とくに写真の「プレミアム・ディープマルーン」と
呼ばれるボディカラーは高い質感を感じさせます。オススメです!
(撮影・岡崎宏司)

シャルル・ドゴール・エアポート・シェラトン
仕事でパリに行く時、
とくに時間の余裕のない慌ただしい旅程の時など、
「シェラトン・パリ・エアポート・ホテル」をよく利用します。
シャルル・ドゴール空港、
ターミナル2のエリア内にあるこのホテルはなかなか便利です。
パリ市内へも、高速列車を使えば30分で行けますし、
部屋もシンプルですが、清潔で快適です。
スタッフの対応にも、
不愉快な思いをさせられたことはありません。
部屋から空港を眺めるのも悪くありません。
とくに夜の空港が見せる、
なんとなくセンチメンタルな表情が私は好きです
部屋はシンプルですが、清潔ですし、インターネット環境もいいし、
慌ただしい仕事の旅に使うには快適です。
(撮影・岡崎宏司)

2004年春......スペイン・マジョルカ島の国際試乗会
スペイン領マジョルカ島は、西地中海に浮かぶ美しい島です。
この島の主要産業は観光のようですが、
地中海がもたらす温暖な気候と、
高く澄み切った空、数々の美しいビーチ……
とくに、夏のバカンスの季節には、
欧州各地から多くの人たちが訪れます。
そんな島ですから、
当然リゾート系ホテルも多くあります。
ちなみに、日本をもよく知るメルセデスの人に聞いた話ですが、
ドイツ人にとってのマジョルカ島は、
どうやら、日本人にとってのハワイみたいな存在のようです。
Mercedes-Benzメルセデス・ベンツSLKの国際試乗会は、
2004年春……そんなマジョルカ島で行われました。
では、ご覧下さい。
陽が完全に落ちる直前のホテルの表情です。
(撮影・岡崎宏司)

ロンドンバス②
前回に続いてロンドン・バスのあれこれをお届けします。
日本のバスにも最近は広告が見られるようになりましたが、
みんなチマチマしていて、
インパクトもないし、愉しさもありません。
もちろん、えげつない広告はダメですが、
きれいな広告、愉しい広告ならウェルカムです。
それにしても、
2階建てのバスがズラリと並ぶ様は大迫力です。
ちなみに、ロンドン・バスが列車状態で連なっているのは、
ナイツンブリッジ……ハロッズの前辺りです。
では、ご覧下さい。
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(撮影・岡崎宏司)

ロンドンバス①
ロンドンといえば、まず、
「赤い2階建てバス」を
思い浮かべる人は少なくないと思います。
かつての2階建てバスは、ただ赤く塗られていただけでしたが、
最近の2階建てバスの表情はガラリと変わっています。
何が変わったのかというと……
大きな車体を生かした「走る看板」になっている点です。
話はちょっと横道にそれますが……
すでにご承知の通り、
ロンドンでは、2003年2月から「混雑税」なるものが導入され、
市中心部の約21平方キロメートルのエリアに、
クルマで入る(平日の午前7時から午後6時まで)には、
5ポンドの混雑税を払わなければなりません。
そして、2007年からそのエリアはさらに倍ほどに拡大され、
税額も8ポンドに増額されています。
その代わり、当然、公共交通を充実させなければなりませんが、
地下鉄の利用者は明らかに増えているし、
バス、タクシーも間違いなく増えています。
とくに2階建てバスは図体が大きく目立つだけに、
昔より何倍にも増えているように感じられます。
しかも……写真でご紹介するように、
「走る巨大看板」と化しているのですから、
それが列車状態で連なって走る様は壮観でさえあります。
映画やファッションブランドの広告が多いこともあって、
なかなか楽しめます。
そんなロンドン・バスのあれこれを、
2回に分けてお届けします。
とくに写真説明は付けません。
ゆっくりお楽しみ下さい。
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(撮影・岡崎宏司)




1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。




