新型フェアレディ Z ロードスター
新型フェアレディ Z ロードスターは、
見た目のプレミアム度が2ランクほどアップしています。
トップを開けても閉めてもシルエットはきれいですし、
ソフトトップが塩ビからキャンバスになったのも、
プレミアム度をアップしている理由のひとつです。
このところ、オープンモデルのハードトップ化が進んでいますが、
ソフトトップ大好き派の僕としては、
Zがソフトトップを守ってくれたのは嬉しい限りです。
新型Zロードスターのプレミアム度は2ランクほどアップしています。
塗装の質感も上々ですが、とくに写真の「プレミアム・ディープマルーン」と
呼ばれるボディカラーは高い質感を感じさせます。オススメです!
(撮影・岡崎宏司)
ソフトトップの骨格には、
マグネシウムダイキャストとアルミダイキャストが使われ、
10kgもの軽量化が図られているのも嬉しいところです。
新型Zのソフトトップは内張も奢られ、
居住感は快適ですし、
風音もよく封じ込まれています。
今回の試乗会は横浜みなとみらい地区に新装なった「日産グローバル本社」をベースに行われましたが、
地下のプレスカー用パーキングも、しっかりデザインされています。
ディープマルーンのボディとボルドーのソフトトップ……
このコンビネーションもお洒落です。オススメです!
こんなにきれいなプレス用パーキングは、今まで見たことがありません。
ロードスターの向こうにはZクーペが並んでいます。
コクピットもスポーツカーとしての雰囲気をしっかり持っています。
このカバーの下にソフトトップが格納されます。トップの開閉時間は20秒ほどです。
ここは1階のショールームですが、新型Zロードスターの背後には、歴代のZが展示されています。
ボディ剛性はかなり引き上げられ、
不整路面でも低級音や角の立ったショックを引き出すことはないし、
ハンドリング面でも大きくレベルアップしています。
ワインディングロードを熱くなって攻めるとき、
今時のスポーツカーとしては、
腕力、体力の要求度は高めですが、
気持ちのいい汗をかくことができます。
もちろん、高いアベレージスピードで走れます。
ただ、ハードに攻め続けると、
エンジン油温がやや上がり気味な傾向があります。
運転もしやすく、硬めながら粗さのない乗り心地も、
日常の足として使える適性があります。
ただし、クローズドにしたときの、
ロードノイズはもう少し抑えてほしいところです。
欧米でのスポーツカーは、
スタイリッシュな足として、
ミドルやシニアにも幅広く支持されています。
新型Zロードスターのプレミアム度なら、
そんな対象としても文句なしです。
では、また明日。




1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。




