シボレー・カマロ LT RS その2
新型カマロの仕上がりは上々です。
今回試乗した「LT RS」は、
3.6L・V6を積んでいますが、
アメリカン・スポーツらしいタフな感触も残しながら、
洗練された回転フィール、パワーフィールを発揮します。
むろん、トルク感もバッチリです。
サウンドもよくチューニングされているし、
そうとうワクワクさせてくれます。
6速ATが組み合わせられますが、マッチングもOKです。
駆動系もタイトに仕上がっていて、
気持ちのいい加速フィールを味わわせてくれます。
コルベットから受け継いだ、
「SS RS」の6.2L・V8ももちろん魅力ですが、
僕はLTのV6で十分満足できたし、ワクワクもしました。
前後異サイズの20インチ・タイヤを履いており、
乗り心地は硬めですが、決して悪くありません。
硬めだけど、粗さや低級感(荒っぽさ)がないからです。
身のこなしも軽快でスポーティだし、
人車一体感といった点でも、
なかなかいい感じにチューニングされています。
内装は、素材感的には軽い感じですが、デザインはOKです。
旧いカマロのデザインモチーフをあれこれ持ちこんでおり、
レトロとモダンがいい感じで溶け合っています。
とにかく、旧き佳き時代のアメリカン・スポーツの雰囲気を、
現代の洗練とともに味わえるカマロ。
ホットに乗るもよし、クールに乗るもよし……です!
センターコンソールです。レトロとモダンがいい感じで溶け合っています。
(撮影・岡崎宏司)
この写真、とくに意味はありません。なんとなく気持ちがいいなと思ったからシャッターを押しただけです。
センターコンソール下部の4連メーター、確か60年代のカマに同様なデザインイメージのものがあったような気がします。
ドアトリムは樹脂パネルでシンプルにサラッとやってますが、これがなかなかいい感じなのです。
Aピラーは太く、フロントスクリーンの上下巾も小さく、
今風の視界感覚、空間感覚ではありませんが、「これもまたよし!」
スピードメーターはこんな感じです。
回転計はこんな感じです。トップエンドまで気持ち良く回ります。
オーディオ等のコントロールパネルも、シンプルながらいいデザインです。
朝顔型のステアリングホイール、メータークラスター、ハンドブレーキレバー……昔の記憶が蘇ってきます。
3.6L・V6は308ps/37.7kgmを引き出しています。低速トルクもあるし、いい音も聞かせてくれます。
ガラス・サンルーフからビルと空を見上げたところです。
では、また明日。




1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。




