2010.01.22 20:30
ミラノ色のチンクェチェント
チンクェチェントが人気です。
先代チンクェチェントは、一時期イタリア中を埋め尽くしました。
遅いくせに(いや遅いからか)全開で突っ走るチンクェチェントは、
まさにイタリアの風物詩になっていました。
50年代から70年代に掛けてのイタリアの光景は、
チンクェチェント抜きではイメージできないほどでした。
しかし、80年代後半辺りから徐々に姿を消しはじめ、
最近ではほとんど見られなくなりました。
そんなチンクェチェントに、雪のミラノで出会いました。
ミラノ色のチンクェチェントです。
誰の心をも癒してしまうその姿は、永遠に愛され続けると思います。遅くても小さくても名車です。
(撮影・岡崎宏司)
雪をまったく被っていなかったということは、
雪の降っている間は、
しっかりガレージに守られていたということなのでしょう。
遠くから見ただけですが、
コンディションもとてもよさそうでした。
きっと大事にされているのでしょうね。
今のミラノのタクシーのボディカラーは、
基本的に白ですが、
かつてのミラノのタクシーは、カラシ系の黄色でした。
そんなことを想い出して、「ミラノ色の」と名付けました。
エンジンは一発で掛かり、走りだしました。タイヤ、細いですね……。
雪の残る石畳と路面電車の線路……なんとなく、滑りはしないかと心配になりました。
いつまでも元気でいて下さい!
では、また。

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1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。




