2010.09.30 19:00
「VMCC」 in カリフォルニア
「VMCC」とは、
「ボルボ・モニタリング&コンセプト・センター」の略。
LAから国道101号線を西に90分ほど走った、
カマリロという小さな町にあります。
LAという世界最大の自動車市場の近くにありながら、
ちょっと距離を置いたこの立地には、
客観的にLA市場を眺められるといった利点もあるようです。
VMCCは単なる「デザイン・スタジオ」ではありません。
デザイン、エンジニアリング、ビジネス等々のスペシャリストたちが集まり、
組織横断的なチームが組まれています。
そして、共通のコンセプトをもって、総合的なデザインを創造してゆくのです。
元々倉庫だったという建物は、さほど大きくはありませんが、
天井が高く、梁は細く……とても気持ちのいい空間をもっています。
天井のあちこちにあるあかり取りからは、
南カリフォルニアの明るい陽光が差し込んできます。
VMCCを訪ねたのは2004年のことですが、
その後、ボルボにもいろいろな波が押し寄せており、
その後も同様の活動を続けているのかどうかはわかりません。
しかし、近いところでは、
「2015年のボルボ・デザインの方向を提案する」とされた、
「SC90コンセプト」を手掛けたのはVMCCとのことですから、
活溌な活動は続いているのでしょう。
世界の自動車メーカーのデザイン施設を数多く見てきましたが、
個人的には、もっとも心惹かれたデザイン施設のひとつです。
では、ご覧下さい。
VMCCを訪れた日の空は、典型的な南カリフォルニアの空でした。
決して大きくはないスタジオですが、ほんとうにいい雰囲気です。
右手奥のマガジンラックには、世界中のデザイン雑 誌や自動車雑誌が置かれ、
その前にあるテーブルで、コーヒーを飲んだり、雑誌をめくりながらアイデアを巡らせたり、
モデルを前に議論を戦わせたりするそう です。
このテーブルの上には、いろいろなサイズの未来カーのモデルが並べられています。
「VMCC」では、単なるデザインだけでなく、未来の自動車交通のあり方などについても、
様々な角度から研究に取り組んでいます。
スタジオの天窓からもカリフォルニアの空が見えます。
ボルボのターゲットカスタマーは「ニコール・キッドマン?」……う〜ん、悪くないですね!
スタジオの片隅にはこんなものが……
2004年時点では、右端の折りたたみ式モトローラ辺りがいちばん進んでいたのでしょうね。
聞き忘れましたが、ボディがいろいろ替えられるのでしょうか?
これは、一目で「ボルボだ」とわかるデザインエレメントをもっていますね。
当時、VMCCでは二人が前後に乗る「タンデムカー」の研究に力を入れていました。
幅の狭いタンデムカー を、1車線に2台走らせることで渋滞を緩和しようという提案です。
もちろん「自動走行システム」との組み合わせで、ですが……。
これはタンデムカーの コクピットです。
タンデムカーは自走できるモデルが作られており、VMCCの施設内で運転させてもらいました。
では、また明日。
「ボルボ・モニタリング&コンセプト・センター」の略。
LAから国道101号線を西に90分ほど走った、
カマリロという小さな町にあります。
LAという世界最大の自動車市場の近くにありながら、
ちょっと距離を置いたこの立地には、
客観的にLA市場を眺められるといった利点もあるようです。
VMCCは単なる「デザイン・スタジオ」ではありません。
デザイン、エンジニアリング、ビジネス等々のスペシャリストたちが集まり、
組織横断的なチームが組まれています。
そして、共通のコンセプトをもって、総合的なデザインを創造してゆくのです。
元々倉庫だったという建物は、さほど大きくはありませんが、
天井が高く、梁は細く……とても気持ちのいい空間をもっています。
天井のあちこちにあるあかり取りからは、
南カリフォルニアの明るい陽光が差し込んできます。
VMCCを訪ねたのは2004年のことですが、
その後、ボルボにもいろいろな波が押し寄せており、
その後も同様の活動を続けているのかどうかはわかりません。
しかし、近いところでは、
「2015年のボルボ・デザインの方向を提案する」とされた、
「SC90コンセプト」を手掛けたのはVMCCとのことですから、
活溌な活動は続いているのでしょう。
世界の自動車メーカーのデザイン施設を数多く見てきましたが、
個人的には、もっとも心惹かれたデザイン施設のひとつです。
では、ご覧下さい。
(撮影・岡崎宏司)
右手奥のマガジンラックには、世界中のデザイン雑 誌や自動車雑誌が置かれ、
その前にあるテーブルで、コーヒーを飲んだり、雑誌をめくりながらアイデアを巡らせたり、
モデルを前に議論を戦わせたりするそう です。
様々な角度から研究に取り組んでいます。
2004年時点では、右端の折りたたみ式モトローラ辺りがいちばん進んでいたのでしょうね。
幅の狭いタンデムカー を、1車線に2台走らせることで渋滞を緩和しようという提案です。
もちろん「自動走行システム」との組み合わせで、ですが……。
これはタンデムカーの コクピットです。
では、また明日。

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ストックホルムにて......



1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。




