2011.03.24 23:00
フィアット500 ツインエア
2007年のデビュー以来、
2代目フィアット500=「Nuova500」は、
ヨーロッパをはじめ、多くの市場で高い人気を獲得しています。
また、人気の上昇とともに、バリエーションも増え続け、
アバルト・モデルや、オープントップ・モデル、
さらには、フェラーリとのコラボレーションによる限定モデル、
「アバルト695・トリビュート・フェラーリ」まで加わり、
人気の上昇度合いはますます強くなっています。
そんな流れの中で、ついに北米市場への上陸まで決まりました。
小粋さでは誰にも負けない、このイタリアン・ミニが、
北米市場で支持されるかどうか、大いに気になります。
さて、今日、ご紹介するのは、
またまた加えられた、新しいバリエーション・モデル「ツインエア」です。
ここでいう「ツイン」は2気筒であることを指します。
そう、排気量875ccのターボ付き2気筒エンジンが積まれているのです。
パワー/トルクは85ps/14.6Kgmですから、
「1.4L並の動力性能」というフィアットの言い分は十分納得できます。
で、2気筒ターボエンジンは、1.2L・4気筒よりも、
23%コンパクトで、10%軽量だとされています。
動弁系には、無段階でバルブタイミングとリフト量を変える、
「マルチエア」と呼ばれる最新の技術も組み込まれています。
2気筒と言えば、心配なのは音と振動ですが、
これにはバランスシャフトで対応しています。
試乗車は明るい水色のボディに、ホワイトの内装……、
爽やかで、小粋で、スタイリッシュな姿には無条件で惹かれました。
で、動力性能ですが、
0~100km/hは11秒、最高速度は173km/hですから、
これはもう、十分に合格です。
実際、走ってみても「速さ」にはなんの不満もありません。
むしろ、3000~5500rpm辺りの力感ある加速は、
「かなり気持ちいい!」と思うくらいです。
音は少しごろごろ感の混じった野太い音ですが、これもOKです。
問題は、発進時を含めた低回転域でのスムースさを欠くことです。
トランスミッションは5速セミAT(ATモード付き)ですが、
意識してていねいにアクセルを踏み込んでいっても、
発進時、そして2000rpm辺りから下の回転域で走るときは、
どうしてもギクシャク感がでてしまいます。
燃費は21.8km/L(10・15モード)ですが、
欧州車の常で、モード燃費では日本車よりよくなくても、
実力燃費はかなりいいはずです。
アイドリング・ストップも装備されています。
カッコいいし、内装もお洒落だし、
スピードでも十分納得のゆくレベルに達しているし、
とにかく、発進時と低回転走行で欠くスムースさを納得できるかどうか、
選択のポイントはほとんどここだけだと思います。
だから、「フィアット500・ツインエア」が気になる人は、
とりあえずデーラーに出かけていって試乗してみてください。
運転席正面のメータークラスターもお洒落です。
日本車にもこんなデザインができないものでしょうか……。
ステアリングホイールのセンター部分ですが、
艶やかな黒地の中の「FIAT」のバッジが、とてもプレミアムなものに見えます。
ダッシュボードセンター部分……
デザインもいいですが、色使いもいいですね!
この水色。なんともいえない心地よさと爽やかさを感じました。
ファニーフェースですが、安っぽさはありません。
後ろ姿もシンプルですが、腰もきれいに張っているし、しっかりした踏ん張り感があります。
サンルーフを開けて空を見上げたところです。
エクステリア同様、インテリアもファニーだけど安っぽくありません。
フロントシート、なかなか快適です。
165cmサイズの大人(僕がそうです)なら、4人乗ってもOKです。
トリムカラーのコーディネーションもお洒落ですね!
では、また明日。
2代目フィアット500=「Nuova500」は、
ヨーロッパをはじめ、多くの市場で高い人気を獲得しています。
また、人気の上昇とともに、バリエーションも増え続け、
アバルト・モデルや、オープントップ・モデル、
さらには、フェラーリとのコラボレーションによる限定モデル、
「アバルト695・トリビュート・フェラーリ」まで加わり、
人気の上昇度合いはますます強くなっています。
そんな流れの中で、ついに北米市場への上陸まで決まりました。
小粋さでは誰にも負けない、このイタリアン・ミニが、
北米市場で支持されるかどうか、大いに気になります。
さて、今日、ご紹介するのは、
またまた加えられた、新しいバリエーション・モデル「ツインエア」です。
ここでいう「ツイン」は2気筒であることを指します。
そう、排気量875ccのターボ付き2気筒エンジンが積まれているのです。
パワー/トルクは85ps/14.6Kgmですから、
「1.4L並の動力性能」というフィアットの言い分は十分納得できます。
で、2気筒ターボエンジンは、1.2L・4気筒よりも、
23%コンパクトで、10%軽量だとされています。
動弁系には、無段階でバルブタイミングとリフト量を変える、
「マルチエア」と呼ばれる最新の技術も組み込まれています。
2気筒と言えば、心配なのは音と振動ですが、
これにはバランスシャフトで対応しています。
試乗車は明るい水色のボディに、ホワイトの内装……、
爽やかで、小粋で、スタイリッシュな姿には無条件で惹かれました。
で、動力性能ですが、
0~100km/hは11秒、最高速度は173km/hですから、
これはもう、十分に合格です。
実際、走ってみても「速さ」にはなんの不満もありません。
むしろ、3000~5500rpm辺りの力感ある加速は、
「かなり気持ちいい!」と思うくらいです。
音は少しごろごろ感の混じった野太い音ですが、これもOKです。
問題は、発進時を含めた低回転域でのスムースさを欠くことです。
トランスミッションは5速セミAT(ATモード付き)ですが、
意識してていねいにアクセルを踏み込んでいっても、
発進時、そして2000rpm辺りから下の回転域で走るときは、
どうしてもギクシャク感がでてしまいます。
燃費は21.8km/L(10・15モード)ですが、
欧州車の常で、モード燃費では日本車よりよくなくても、
実力燃費はかなりいいはずです。
アイドリング・ストップも装備されています。
カッコいいし、内装もお洒落だし、
スピードでも十分納得のゆくレベルに達しているし、
とにかく、発進時と低回転走行で欠くスムースさを納得できるかどうか、
選択のポイントはほとんどここだけだと思います。
だから、「フィアット500・ツインエア」が気になる人は、
とりあえずデーラーに出かけていって試乗してみてください。
日本車にもこんなデザインができないものでしょうか……。
(撮影・岡崎宏司)
艶やかな黒地の中の「FIAT」のバッジが、とてもプレミアムなものに見えます。
デザインもいいですが、色使いもいいですね!
では、また明日。




1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。




