2011.06.30 15:00
プリウスα 7人乗り
プリウスαが売れに売れていることは、すでに知っての通りです。
発売1カ月で約5万2000台を受注したのですから、すごいものです。
ちなみに、トヨタが計画していた月販目標は3000台。
つまり、目標の17倍を超えてしまったことになります。
まあ、発売当初に目標台数を大きく超える例は少なくはありませんが、
17倍以上というのは、やはり驚異的です。
とくに、リチュームイオン電池を積んだ7人乗り=3列シート車は、
電池の生産量との関係で、
今注文しても、納車は来年4月以降になってしまうそうです。
プリウス「α」は、長さで155mm、ホイールベースで80mm、高さで85mm、
従来型プリウスより大きくなっています。
スタイリング的にも、僕の目には従来型よりカッコよく見えます。
外見的には5人乗りも7人乗りも同じですが、中身は大きく異なっています。
単にシートを1列増やした減らしたといった違いではありません。
7人乗りは3列目シートを置くスペースを確保するために、
5人乗りではリアシート後方に置かれる電池を、
運転席と助手席の間に置くようにしているのです。
しかも、その位置では大きな電池は置けないので、
リチウムイオン電池を採用して小型化しているのです。
僕個人としては「ホワイトレンズ」が嫌いなのですが、それ以外は後ろ姿もOKです。
一見して、3列シート車に見えないのもいいですね。
空力性能をかなり追い求めたとのことですが、前から見た姿もなかなか精悍です。
では、乗り込んでみましょう。
まず前席の広さ感というか、開放感がいい感じです。
ダッシュボード周りのデザインがスッキリしていることと、
全高が高くなり、着座位置が高くなったことが主な理由でしょう。
着座位置が高くなったため、乗降性もよくなっています。
3列シートですが、165cm程度の身長までなら、
3列に縦に座っても膝がつかえることはありません。
3列目シートはサイズも小さめですし、クッションも薄めですが、
長時間座るのでなければ、大人でも十分耐えられます。
つまり、十分実用性のある3列シートだということです。
駆動システムはプリウスと共通ですが、
重量は100kg以上重くなっているので、登り勾配で加速するようなときは、
少し物足りなさを感じることもあります。
が、少なくとも、日常領域で「more power」を感じることはまずありません。
乗り心地や身のこなしは、上質に仕上がっています。
重量が増し、ホイールベースが長くなり、ボディ剛性が上がり、
ボディの揺れをモーターのトルクで制御する新システムが組み込まれ、
さらに、7人乗りでは電池搭載位置が重量バランスや重心面に有利に作用している、
等々といったことが相まっての結果なのでしょう。
とくに、17インチ・タイヤを履いた7人乗り車の乗り味、走り味は上質です。
全体に硬質で、弱々しい感触を感じさせられるところがないのです。
しっかりした硬い殻に包まれたといった感触は、気持のいいものです。
乗り心地も硬めですが、粗さはありません。
コーナーでの身のこなしも腰の据わった、安心感のあるものです。
ちなみに、5人乗り車はここまで絶賛はできません。
「乗り味、走り味は、明らかに7人乗りが上」です。
その分価格は高いわけですが、差額分のプラスはある、というのが僕の答えです。
まあ、デーラーに行って、乗り較べてみて下さい。
僕の言うことはすぐわかっていただけると思います。
では、また明日。
発売1カ月で約5万2000台を受注したのですから、すごいものです。
ちなみに、トヨタが計画していた月販目標は3000台。
つまり、目標の17倍を超えてしまったことになります。
まあ、発売当初に目標台数を大きく超える例は少なくはありませんが、
17倍以上というのは、やはり驚異的です。
とくに、リチュームイオン電池を積んだ7人乗り=3列シート車は、
電池の生産量との関係で、
今注文しても、納車は来年4月以降になってしまうそうです。
プリウス「α」は、長さで155mm、ホイールベースで80mm、高さで85mm、
従来型プリウスより大きくなっています。
スタイリング的にも、僕の目には従来型よりカッコよく見えます。
外見的には5人乗りも7人乗りも同じですが、中身は大きく異なっています。
単にシートを1列増やした減らしたといった違いではありません。
7人乗りは3列目シートを置くスペースを確保するために、
5人乗りではリアシート後方に置かれる電池を、
運転席と助手席の間に置くようにしているのです。
しかも、その位置では大きな電池は置けないので、
リチウムイオン電池を採用して小型化しているのです。
一見して、3列シート車に見えないのもいいですね。
では、乗り込んでみましょう。
まず前席の広さ感というか、開放感がいい感じです。
ダッシュボード周りのデザインがスッキリしていることと、
全高が高くなり、着座位置が高くなったことが主な理由でしょう。
前席は、見た目にも、実際座ってみても、開放感があり、快適です。
着座位置が高くなったため、乗降性もよくなっています。
3列シートですが、165cm程度の身長までなら、
3列に縦に座っても膝がつかえることはありません。
3列目シートはサイズも小さめですし、クッションも薄めですが、
長時間座るのでなければ、大人でも十分耐えられます。
つまり、十分実用性のある3列シートだということです。
3列目シートを使っても、荷物スペースはこれだけ確保されています。
3列目シートをたたんだときの荷室はこうなります。
3列目シートにも、十分な実用性は確保されています。
2列目シートはなかなか快適です。
駆動システムはプリウスと共通ですが、
重量は100kg以上重くなっているので、登り勾配で加速するようなときは、
少し物足りなさを感じることもあります。
が、少なくとも、日常領域で「more power」を感じることはまずありません。
乗り心地や身のこなしは、上質に仕上がっています。
重量が増し、ホイールベースが長くなり、ボディ剛性が上がり、
ボディの揺れをモーターのトルクで制御する新システムが組み込まれ、
さらに、7人乗りでは電池搭載位置が重量バランスや重心面に有利に作用している、
等々といったことが相まっての結果なのでしょう。
とくに、17インチ・タイヤを履いた7人乗り車の乗り味、走り味は上質です。
全体に硬質で、弱々しい感触を感じさせられるところがないのです。
しっかりした硬い殻に包まれたといった感触は、気持のいいものです。
乗り心地も硬めですが、粗さはありません。
コーナーでの身のこなしも腰の据わった、安心感のあるものです。
ちなみに、5人乗り車はここまで絶賛はできません。
「乗り味、走り味は、明らかに7人乗りが上」です。
その分価格は高いわけですが、差額分のプラスはある、というのが僕の答えです。
まあ、デーラーに行って、乗り較べてみて下さい。
僕の言うことはすぐわかっていただけると思います。




1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。




