2011.07.13 16:30

MINI E、2週間試乗報告

最近「MINI・E」(MINIの実証実験用EV)に乗る機会がありました。
それもチョイ乗りではなく、2週間余の長期にです。
今日は、その報告をします。

MINI・Eは約600台生産され、米、英、独を中心にして、
日常生活でのEVの使われ方の実証実験を行っています。

日本にも14台が送り込まれ、
月額6万円のリース形式でモニターが募集されますが、
1期目(今年3月から7月)はもちろん、
2期目(今年9月から来年1月)も、
「選択に悩んでしまう悩ほど」応募者は多いようです。

前置きはこのくらいにして、さっそく試乗報告に移りましょう。

初めに、2週間余の試乗で得た総合的印象ですが、
ひとことで言って「最高に楽しかった!」というのが結論です。

とにかく、MINI Eは、
元気がよくて、明るくて、陽気で、ヤンチャで・・・といった、
MINI本来の魅力をひとつたりとも欠かすことなく持っています。

いや、EVならではの強力な加速の瞬発力、
かなり大胆な減速時の回生ブレーキの設定によって、
むしろ、元気さ、ヤンチャ度は増していて、運転していてほんとうに楽しいのです。

後席をなくして大型バッテリー(最大35kw/250kg)を積んでいますが、
実験車とはいえ、この辺りの潔さ、大胆さにも、僕はMINIらしさを感じます。

バッテリーはもちろんリチュームイオンです。
0.35Gという回生ブレーキの最大減速度の設定も大胆です。
これは「軽い急ブレーキ」くらいの減速度で、
アクセルをポンと戻すと、いきなりこの強い減速度が立ち上がります。

最初は僕も驚きました。
でも、アクセルペダルで減速度をコントロールするコツを覚えると、
ほとんどブレーキペダルを使わず(停車時は使います)減速できます。
それも、電気モーターならではの瞬時のレスポンスによって、
実に気持のいい減速感が味わえるのです。
よく躾けられたペダルは、微妙なコントロールも自由自在にできます。

とにかく、加速(そうとう強力です)も減速も、
MINI Eは脳の指令に直結したように反応します。
これは最高に気持のいいものです。

MINI Eの満充電状態からの航続距離は、
ちょっとヤンチャに走って140〜160km。
ていねいに走って180〜200kmといったところです。

現在の充電インフラの状況では、
やはり複数保有の1台と考えるのが妥当ですが、
日常の足としてはなんの不自由もありません。

いくらMINIとはいえ、市販モデルでは、
これほどヤンチャな躾にはしないでしょうが、
個人的には、2台めとして、こんな楽しいMINI Eが欲しいと思いました。

MINI Eと暮らした2週間余……ほんとうに楽しい日々でした。



IMG_3749.JPG最高速度は140k m/h  辺りで自動制御されます。
右隅の小さなオレンジ色のランプが、電池エネルギーの使用、回生状況を示します。



(撮影・岡崎宏司)



IMG_3754.JPG
電池の残量と、おお よその走行可能距離が示されます。
この時点では、電池残量は70%程度で、あと118kmくらい走れるということです。
ちなみに,このメーター・パネルは 黒に見えますが、ほんとうの色はスピードメーターと同じです。
撮っているカメラが写り込んでしまったので、やむなく黒くして映り込みを潰しました。






IMG_3760.JPGグレーと明るいイエローのボディカラー、いいですね! でも、この姿、そうとう目立ちます。







IMG_3773.JPGフロントグリル内にも、小さなEVを示すバッジがついています。








IMG_3777.JPG
ボンネット上にもEVマークが描き込まれています。


IMG_3779.JPG
シリアルナンバー「054」。かなり早期に生産された1台ということになります。







IMG_3792.JPG250kgのリチュームイオン電池は,後席を潰して積み込まれています。









IMG_3796.JPGインテリアも基本的にMINIと同じですが、
ダッシュボード上に取り付けられた小さな後付けナビは、かなり使いやすいものでした。






では、また明日。