2011.08.22 12:00

トヨタ・ETIOS(インド生産車)

トヨタがインド市場向けにインドで
生産したクルマに乗る機会がありました。

インド市場は今後急成長が期待できる潜在的巨大市場で、
現時点での年販台数も300万台を超えていますが、
2015年には450万台が見込まれています。

そんな状況下での販売競争は当然激しいものになり、
地元のタタを始め、世界の有力メーカーが競っています。

トヨタが投入した「ETIOS」と名付けられたクルマには、
セダンとハッチバックの2種のボディがあります。

モータリゼーション黎明期の日本でもそうであったように、
市場の支持は「立派に見えて使い勝手のいい」セダンが圧倒的でした。
インド市場でも同様で、ETIOSもセダンが本命ということです。

ETIOSセダンは、いわゆる「スモール・セダン」に分類されますが、
新興の中間所得層が急造する流れの中で、
今後、急速に需要が拡大するセグメントとされています。

簡単な諸元表を載せておきますが、
カローラより150mmほど全長が短く、50mmほど全高が高く、
価格は低価格帯のヴィッツくらい……まあ、ざっとそんな感じです。

エンジンは1.5Lの4気筒で、5速MTが組み合わされます。
さすがに、造りは粗さや軽々しいところがみられますが、
価格を考えれば納得のいく仕上がりです。

それに、セダン、ハッチバックともに
ルックスはよくまとまっているし、
とくに、セダンは「立派に」見えます。
写真でもお分かりのように、
インテリアもけっこう華やかに仕上がっています。

エンジンは、インドの法規にミートする範囲で、
シンプルに安価に造られています。
しかし、低速トルクもしっかりでていますし、
トップエンドまでスムースに回ります。

エンジン音は絶対的には静かとは言えませんが、
同クラスのライバル車と較べれば悪くありません。
パワートレインもスムースで、運転も楽です。

乗り心地も悪くないし、身のこなしはなかなか軽快だし、
高速での安定性も悪くありません。
ブレーキにも不満は感じませんでしたし、PSのフィールもOKです。

つまり、ETIOSはなかなかよくまとまっているということです。

初代カローラが、軽などからの上級移行をしっかり受け止めたように、
ETIOSも、インドのモータリゼーションを前進させる、
大きな受け皿になるのではないかと思います。




IMG_4317.JPG外見は「なかなか立派」です。






(撮影・岡崎宏司)



IMG_4327.JPG全長が短くて全高が高いことが写真でもよくわかりますが、キャビンはかなりゆったりしています。







IMG_4332.JPG後ろ姿もそうとう立派です。








IMG_4321.JPG内装もなかなかモダンなデザインです。








IMG_4324.JPG後席はフロアが完全にフラットで、3人が無理なく乗れます。








IMG_4341.JPGダッシュボード周りもモダンに機能的にまとまっています。









IMG_4386.JPG現地調達部品は、当然多いわけですが、
エンジンルームでは「TATA」の名の入ったYUASAのバッテリーが目立ちます。








IMG_4401.JPGCMのキャラクターは、インド音楽界のスーパースターである、A・R・ラマーン。
CDは1億5千万枚以上売っているということです。









IMG_4409.JPG左がハッチバック、右がセダンですが、日本もかつてはセダン人気が圧倒的でした。









IMG_4318.JPG諸元表ですが、車両重量の軽さは昔のクルマを思い出します。下に価格も書いてあります。







では、また明日。