2011.09.29 11:00

VW bugy up !

フランクフルト・モーターショーに展示された、
up! ベースのコンセプトモデルは6種にも及びましたが、
その中で一際目立っていたモデルの一つが「buggy  up ! 」です。

かつて……1960年代……
アメリカでは、カリフォルニアを中心にサンドバギーが流行りました。
アメリカ・バカに近かった僕は、当然のごとくサンドバギーにも憧れ、
確か、1960年代の終わり頃、乗りに行きました。

もちろん、カリフォルニアへ、です。

そして、訪ねたのが、
サンドバギーの生みの親である、ブルース・メイヤーズのショップです。
そう、「メイヤーズ・マンクス」に乗りに行ったのです。

メイヤーズ・マンクスは、ビートルのフロア、シャシーユニット、
そして、エンジンもビートルのフラット4を積んでいました。
特注すれば、ポルシェ356のエンジンも積めました。

ブルース・メイヤーズは留守をしていて会えませんでしたが、
秘書か、娘かはわかりませんが、素敵な若い女性に出迎えられ、
拍子抜けするほど簡単にキーを手渡され、
お好きなように走ってきて下さいと、素晴らしい笑顔とともに送り出されたのです。

ショップのすぐ近くにはデザート(砂漠)エリアが広がり、
僕は2時間まるまる、心ゆくまでメイヤーズ・マンクスを楽しんだのです。

軽量で、重心が低く、フロアはフラットで、サスペンションはよく動き、
そして浮力の高い太いバルーンタイヤを履いたメイヤーズ・マンクスは、
もう、「なんでもこい!」状態で、
ジャンプ、ドリフト、斜面の上り下り、スピンターン……
文字通り、好き放題、やりたい放題の走りが楽しめたのです。

僕のクルマ人生の中でも、かなり大切な思い出の一つです。

さて、buggy  up !ですが、この、1960年代にアメリカで生まれた、
サンドバギーをイメージして創られたということです。

いろいろな基本性能の違いもあり、かつてのサンドバギーのように、
自由自在に砂漠を、あるいはビーチを駆け回れはしないでしょうが、
明るく開放感に満ちた気持をもたらしてくれるという意味では、
かつてのバギーと大きく変わりはないと思います。

もし、buggy  up ! にナンバーがつくようなことがあったら、
南カリフォルニアのコーストハイウェイ沿いのビーチを訪ね歩く、
そんな旅を、buggy  up ! とともに、ぜひトライしてみたいものです。




IMG_6601.JPG ビートルベースのかつてのサンドバギーは、フラット4エンジンをリアに積んでいましたが、
buggy up! は3気筒エンジンのFFです。



(撮影・岡崎宏司)



IMG_6602.JPG見ているだけでもカリフォルニアのビーチを走りたくなります。
ちなみに、インテリアはみな防水対策が施されているそうです。



IMG_6605.JPG生産型のup! より全高は190mmも低く、シートポジションも58mm低くなっていますが、
その結果、VW曰く、「ゴーカートのような走りが楽しめる!」とのことです。



IMG_6607.JPGVW自体では作れなくても、かつてのブルース・メイヤーズのような,
アメリカのスペシャリスト辺りが手がけて、なんとか街を走れるようにしてほしいものです。
そうしたら乗りに行きます!



フランクフルトモーターショー2011のファイルより。

では、また明日。