2011.12.09 13:00
VW up! in Rome 2
VWの新しいスモールカー「up!」のデキは文句なしでした。
VW車というと、性能もいいし、ルックスも整っているし、
品質もいいし……と、多くの人が高い実力を認めています。
しかし、一方では、「華やかさが足りない……」、
「もっと遊び心がほしい……」といった声も少なくありません。
でも、up!を見たら、そんな声も消えてしまうに違いありません。
up! の姿を見て、退屈だとか、遊び心がないと感じる人は、
たぶん、ほとんどいないでしょうし、
多くの人たちが笑顔で迎える……、
いや、笑顔ではなくても、優しい気持ちで迎えるように僕は思います。
ローマの街でもを、up! はなかなかの人気でした。
1年もすれば、ローマでup! を頻繁に見かけるようになると、
僕は自信を持って予想します。
up! の3サイズは、3540×1640×1480mmとコンパクトです。
しかし、ホイールベースをめいっぱいとっていることも含めて、
パッケージは優れており、
170cmの大人が4人、無理なく乗れるスペースを持っています。
とくに前席の居住感は快適で、
圧迫感を感じさせるようなところは、どこにもありません。
それでいながら、トランクスペースもしっかり確保されています。
ローマで試乗したのは1L・3気筒のガソリン・エンジンと、
5速MTを積む3ドアHBモデルです。
現在のボディバリエーションは、この3ドアHB一種ですが、
フランクフルト・モーターショーでも、
多くのコンセプトモデルが展示されたように、
遠からぬ内に、いろいろなバリエーションモデルが追加されることは、
まず間違いありません。
さて、1L・3気筒のガソリン・エンジンですが、
60ps/75psの2種のチューニングがあります。
加えて、タイヤは15インチと16インチ、
バネ、ダンパーを少固め、
車高を15mm低くした「スポーツパック」もあります。
内外装や装備の選択肢も多く用意され、
自分の1台を決めるのは、かなり大変な、でも、楽しい作業になるでしょう。
60ps/75psのエンジンの違いですが、
少なくとも日常性という点では、60psでもなんらストレスはありません。
ハイウェイや登り坂での追い越し、といった時は、
やはり75ps(プラスやや低めのファイナルレシオ)の優位さと魅力は、
はっきり感じられますが、
ローマの街を走る限りでは、60psでも十分OKでした。
5速MTの操作性もいいし、クラッチのミート特性も自然なものですし、
自然で軽快な身のこなしも、
リラックスしながらも楽しい運転をさせてくれます。
荒れた路面に出合うのは、ローマでは珍しいことではありませんが、
かなり酷い路面でも、up!のしっかりしたボディと、
シンプルながら、しなやかなフットワークを示すサスペンションは、
難なくパスしてゆきます。
コンパクトで軽量なクルマでありながら、静粛性にも高いレベルを確保しています。
モバイル機能を組み込んだ、
「ポータブル・インフォテイメント・デバイス」も魅力的ですし、
30km/h 以下で作動する、
スモールカーでは初設定の「シティ・エマージェンシー・ブレーキング」も、
大きなトピックです。
優れた経済性と性能、快適性……それに加えて、
明るいキャラをももつup! が、多くの人たちに歓迎されることに、
僕は無条件で賭けます。
ナンバー……プレートに注目して下さい。
多くの試乗車のすべてに「WOB UP……」で始まるナンバープレートが付いています。
ちなみにWB(ウォルフスブルグ)とは、知っての通り、VWが本拠を構える街の名前です。
VW車というと、性能もいいし、ルックスも整っているし、
品質もいいし……と、多くの人が高い実力を認めています。
しかし、一方では、「華やかさが足りない……」、
「もっと遊び心がほしい……」といった声も少なくありません。
でも、up!を見たら、そんな声も消えてしまうに違いありません。
up! の姿を見て、退屈だとか、遊び心がないと感じる人は、
たぶん、ほとんどいないでしょうし、
多くの人たちが笑顔で迎える……、
いや、笑顔ではなくても、優しい気持ちで迎えるように僕は思います。
ローマの街でもを、up! はなかなかの人気でした。
1年もすれば、ローマでup! を頻繁に見かけるようになると、
僕は自信を持って予想します。
up! の3サイズは、3540×1640×1480mmとコンパクトです。
しかし、ホイールベースをめいっぱいとっていることも含めて、
パッケージは優れており、
170cmの大人が4人、無理なく乗れるスペースを持っています。
とくに前席の居住感は快適で、
圧迫感を感じさせるようなところは、どこにもありません。
それでいながら、トランクスペースもしっかり確保されています。
ローマで試乗したのは1L・3気筒のガソリン・エンジンと、
5速MTを積む3ドアHBモデルです。
現在のボディバリエーションは、この3ドアHB一種ですが、
フランクフルト・モーターショーでも、
多くのコンセプトモデルが展示されたように、
遠からぬ内に、いろいろなバリエーションモデルが追加されることは、
まず間違いありません。
さて、1L・3気筒のガソリン・エンジンですが、
60ps/75psの2種のチューニングがあります。
加えて、タイヤは15インチと16インチ、
バネ、ダンパーを少固め、
車高を15mm低くした「スポーツパック」もあります。
内外装や装備の選択肢も多く用意され、
自分の1台を決めるのは、かなり大変な、でも、楽しい作業になるでしょう。
60ps/75psのエンジンの違いですが、
少なくとも日常性という点では、60psでもなんらストレスはありません。
ハイウェイや登り坂での追い越し、といった時は、
やはり75ps(プラスやや低めのファイナルレシオ)の優位さと魅力は、
はっきり感じられますが、
ローマの街を走る限りでは、60psでも十分OKでした。
5速MTの操作性もいいし、クラッチのミート特性も自然なものですし、
自然で軽快な身のこなしも、
リラックスしながらも楽しい運転をさせてくれます。
荒れた路面に出合うのは、ローマでは珍しいことではありませんが、
かなり酷い路面でも、up!のしっかりしたボディと、
シンプルながら、しなやかなフットワークを示すサスペンションは、
難なくパスしてゆきます。
コンパクトで軽量なクルマでありながら、静粛性にも高いレベルを確保しています。
モバイル機能を組み込んだ、
「ポータブル・インフォテイメント・デバイス」も魅力的ですし、
30km/h 以下で作動する、
スモールカーでは初設定の「シティ・エマージェンシー・ブレーキング」も、
大きなトピックです。
優れた経済性と性能、快適性……それに加えて、
明るいキャラをももつup! が、多くの人たちに歓迎されることに、
僕は無条件で賭けます。
(撮影・岡崎宏司)
多くの試乗車のすべてに「WOB UP……」で始まるナンバープレートが付いています。
ちなみにWB(ウォルフスブルグ)とは、知っての通り、VWが本拠を構える街の名前です。
では、また。




1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。




